・エヴァ・アルクラ カンテレ・コンサート (ソロ公演)
フィンランドの伝統楽器「カンテレ」の第一人者エヴァ・アルクラによる来日ソロ・コンサートが決定した。
ヘルシンキのシベリウス音楽院でRitva
Koistinen (リトヴァ・コイスティネン)講師について現代カンテレとクラシック・カンテレを学び、2003年に修士で卒業している。その間(1999-2000
年)、北海道教育大学で琴を勉強した。
1999年にDuo Rauta (デュオ・ラウタ:Eva Alkula とKatja Pitkanen) 名義で "Uussoitto" 現代室内楽大会にて3位を獲得した後、2003年、フィンランドのカンテレ大会ソロ部門で優勝している。
現在はソロ演奏の他、室内楽アンサンブルのメンバーとして活躍している。日本ではMusica
Orionという、日本・中国・ロシア・フィンランドの楽器を演奏するアンサンブルに参加、昨年はコンサートも行っている。フィンランドでは多くのミュージシャンと活動をともにし、Tuusulanjarvi室内楽週間フェスティバルやタンペレ・ビエンナーレにも参加している。
フィンランド内外の現代作曲家によるカンテレ作品のプレミア演奏を行っているほか、エストニアの首都タリンのVon Krahl 劇場 や Savonlinna
Opera Festival、フィンランド国立劇場、ヘルシンキ・スウェーデン劇場、フィンランド国立オペラ劇場などの劇場やオペラハウスで演奏をしている。そのうち、Savonlinna
Opera Festival では Jaakko Kuusistoが作曲した "Koirien
kalevala" というオペラ、Von Krahl 劇場では W.A. Mozart 作曲の 「魔笛」の演奏をエレクトリック・カンテレで行っている。
今回の来日期間中では唯一の公式ソロ公演となる。 |