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Real & True Live Series Nik Baerstch + Imre Thomann / Ronin 公演  
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■ 2009年11月7日、8日
  Nik Baertsch's Ronin(ニック・ベルチュ/ローニン) + Imre Thormann(イムレ・トルマン)公演
■ 2009年11月9日
  Imre Thorman(イムレ・トルマン) + Nik Baertsch(ニック・ベルチュ) 公演

Nik Baertsch's Ronin(ニック・ベルチュ/ローニン) + Imre Thormann(イムレ・トルマン)公演

スイスのピアニスト率いるECM新世代「リチュアル・グルーヴ」バンドと前人未踏の領域に踏み込んだ舞踏家による「極北」コラボレーション

第一部
  Nik Baerstch (ニック・ベルチュ)のピアノ と Imre Thomann (イムレ・トルマン)の舞踏

Nik Baertsch  Imre Thormann
(photo: Volker Beushausen、Anna Katharina Frins)

ニック 「私にとって、ダンサーとのコラボレーションで興味深いのは、リズムと踊りというはっきりした関係ではなく、バランスと動きという微妙な関係だ。音楽のモチーフ自身が踊り手、或いは動物や幽霊のように動くかたわら、もう一方でミュージシャンが踊り手その人になるのだ。自分の指と身体そして心が楽器の上で踊るのだ。」

ニックが披露する一見ミニマルな反復演奏には、人間しかなし得ない隠し味がふんだんに含まれている。実はこの反復は、聴衆の集中と意識を呼び寄せるための仕組みであり、それにどこまで応えるかにより「聴こえる音」が違ってくるという何ともチャレンジングな音楽だ。

クラシックから始まり、ジャズ、ファンク、ロックとあらゆる音楽を経験し、吸収した上で新たに確立された「ベルチュ・スタイル」とでもしか呼びようがない音楽は、21世紀のデジタル時代における、ある意味極めてシニカルな、人間によるアナログ的逆襲だ。

このただ者ではないニックと共演するのが舞踏家イムレ・トルマンだ。アレクサンダー・テクニーク(体と心の使い方)を学んだ後、大野一雄(舞踏)と野口三千三(野口体操)に師事した彼は、舞踏というアートにおいて自意識を限りなく滅却することにより、表面的な肉体の存在を消し去ることに成功している。「そこにいるのは確かなのだが、それは彼ではない」、と見る者の感覚を疑わせるのだ。舞踏を新しい次元に押し上げたイムレの計り知れない肉体と知の戯れは、閉塞気味な現代芸術に一筋の閃光となって降り注ぐ。

ニックとイムレ、ともにスイス出身の二人の異才は、日本についての深い洞察をも共有している。そして、その二人が「精神の故郷」とも呼べる日本で共演する。これを見逃す手はない。

第二部 Nik Baertsch's Ronin (ニック・ベルチュ/ローニン)

Nik Baertsch's Ronin

スイス・チューリッヒで結成されたECMニュー・ジェネレーションのフロントランナーがRonin だ。ECM系でも極めて珍しいグルーヴ感を前面に出した5人編成のバンドは、作曲とインプロヴィゼーションの絶妙なせめぎ合いの只中に存在している。表層的なメロディカル・フレーズは抑制され、一見絶え間ない反復に襲われるかのように感じさせながら、コンスタントに変化する「無常」の魅力で惹きつける。ループといえども、すべて人間の手で紡ぎだされるアナログ感はあたかも巧妙に構築された美しく永遠なる螺旋階段のようだ。「リチュアル・グルーヴ・ミュージック」の真髄を堪能したい。

フルバンド構成では初めての来日となる。

ニック・ベルチュ (Nik Baertsch) ピアノ
カスパー・ラスト (Kaspar Rast) ドラム
ビョルン・マイヤー (Bjoern Meyer) ベース
アンディー・プパート (Andi Pupato) パーカッション
シャー  (Sha) ベース/コントラバス・クラリネット
ハンスペーター・エールザム (Hanspeter Ehrsam) エンジニア

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ニック・ベルチュ
1971年、スイス・チューリッヒ生まれ。8才よりピアノとパーカッションを学ぶ。
1997年、チューリッヒ高等音楽学校卒業、1989-2001年、チューリッヒ大学で哲学・言語学・音楽を学ぶ。
2003-2004年、日本に滞在。Ronin, Mobile という二つのバンドのリーダーでもある。
現在はチューリッヒとベルリンに在住。 リーダー・バンドの Ronin はレーべル ECM からアルバムをリリースしている(日本ではユニバーサル・ミュージック扱い)。

イムレ・トルマン
スイスのベルン生まれ。4年間様々な武道を学んだ後、アレクサンダー・テクニーク(体と心の使い方)学校で3年間学ぶ。
1990年から日本において大野一雄(舞踏)と野口三千三(野口体操)に師事。
1993年からヨ一ロッパや日本で舞踏のソロ活動を続けている。ポーランドでの廃港を使った半野外イヴェントなど刺激的な作品プロデュースも行う。ベルリン在住。

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日時:
11/7 19:30 開場 20:00 開演
11/8 19:30 開場 20:00 開演

会場: Pit Inn 新宿
チケット: 前売 3500 円 当日 4000 円  (ドリンク付) 予約受付中
チケットはすべて入場時整理番号付

チケットのお申し込み
Office Ohsawa にメールもしくはお電話にてお願い申し上げます。
ticket@spn1.speednet.ne.jp 宛) Tel : 03 3728 5690 まで必ず、お名前、ご住所(郵便番号も)、お電話番号、公演日とご希望枚数をご連絡下さい。
折り返し、お支払い方法などご返事差し上げます。

企画制作 Office Ohsawa    後援 スイス大使館

* Nik の姓は本来のドイツ語表記では Bartsch (a のウムラウトa が入る)だが、Real & True では a の代わりに ae を使用している。同様に、Ronin のメンバーである Bjoern Meyer も彼の出身地スウェーデンではBjorn と綴られる。

 


Imre Thormann (イムレ・トルマン)+ Nik Baertsch(ニック・ベルチュ) 公演

Nik Baertsch  Imre Thormann

スイスより、前人未踏の領域に踏み込んだ舞踏家とピアニストによる「極北」コラボレーション

舞踏家イムレ・トルマンは「野性」をルーツにしながらも、鍛えられた肉体と「素」の精神をもって徹底した「美」の世界へと見る者を誘う。アレクサンダー・テクニーク(体と心の使い方)を学び、大野一雄(舞踏)と野口三千三(野口体操)に師事した彼は、舞踏というアートにおいて自意識を限りなく滅却することにより、表面的な肉体の存在を消し去ることに成功している。「そこにいるのは確かなのだが、それは彼ではない」、と見るものの感覚を疑わせるのだ。舞踏を新しい次元に押し上げたイムレの計り知れない身体と知の戯れは、閉塞気味な現代芸術に一筋の閃光となって降り注ぐ。

そして、この舞踏の背後にはピアニスト、ニック・ベルチュが披露する一見ミニマルな反復演奏が展開される。よく聴けば、そこには、人間しかなし得ない隠し味がふんだんに含まれている。実はこの反復は、聴衆の集中と意識を呼び寄せるための仕組みであり、それにどこまで応えるかにより「聴こえる音」が違ってくるという何ともチャレンジングな音楽だ。クラシックから始まり、ジャズ、ファンク、ロックとあらゆる音楽を経験し、吸収した上で新たに確立された「ベルチュ・スタイル」とでもしか呼びようがない音楽は、21世紀のデジタル時代における、ある意味極めてシニカルな、人間によるアナログ的逆襲だ。

ニックとイムレ、ともにスイス出身の二人の異才は、日本についての深い洞察をも共有している。そして、その二人が「精神の故郷」とも呼べる日本で共演する。 これを見逃す手はない。

演目 Voyager (ヴォエジャー)http://www.bodytaster.com/phpwcms_new/index.php?voyager-111

「Voyagerとは、他の生命体を探す目的で28年前に太陽系を離れた宇宙船の名前だ。宇宙船には音、写真、映画などが入った黄金のレコード(記録媒体)が搭載されている。何年か前、まったく異なる生命がこの太陽系を旅立っている。それは私の祖母だ。祖母は完全なる黄金のレコードのコレクションを伴っていた。私は祖母の昔のレコードをかけて、忘れ去られたメロディーの音に合わせて踊る。記憶の波に運ばれて、旅行者は、夜の中を淡い色合いの骨が月に向けて横切る前に、不可能に触りたいと思っている。」(Imre Thormann の公式サイトより)

Imre Thormann  (イムレ・トルマン) 舞踏
Nik Baertsch    (ニック・ベルチュ) ピアノ

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日時: 11/9  19:30 開場 20:00 開演
会場: 日暮里 d-倉庫
チケット: 前売 3000 円 当日 3500 円 予約受付中

チケットのお申し込み
Office Ohsawa にメールもしくはお電話にてお願い申し上げます。
ticket@spn1.speednet.ne.jp 宛) Tel : 03 3728 5690 まで必ず、お名前、ご住所(郵便番号も)、お電話番号、公演日とご希望枚数をご連絡下さい。
折り返し、お支払い方法などご返事差し上げます。

企画制作 Office Ohsawa    後援 スイス大使館

* Nik の姓は本来のドイツ語表記では Bartsch (a のウムラウトa が入る)だが、Real & True では a の代わりに ae を使用している。

 

公演関連のより詳しい情報は http://invs.exblog.jp/ で随時掲載していきます。

ニック・ベルチュのバンド Ronin などについては http://invs.exblog.jp/i21/ をご覧ください。