2004年10月26日
安らかに眠れ、ジョン・ピール
ジョン・ピールの(心臓発作による)死去の知らせがいま飛び込んできた。英国以外の人々には馴染みのない名前かもしれないが、−信じて欲しい−あなた方は未だにその人物に多くの恩義があるのだ。
たとえば、VdGGはおそらくは彼の早い時期での推薦がなかったならば、外に知られることなど最初からありえなかっただろう。彼は、種々雑多な有象無象の中から価値あるものを見出す一人A&R部門であった。彼の好みが完璧だったと言っているのではない。−彼は生前、実にひどいものを好んでいた−しかし彼はいつも、スターになろうとするのではなく、良いことをしようと試みている人々を探していた。失点するより得点することの方がはるかに多かった。
真偽はわからないが、それだけのこととして…もしジョンが長年にわたってゲリラ狙撃手の地位にこだわらなかったならば、そうしたらおそらくはイギリス音楽産業の中に、あるいは産業についていかほどの価値も残されてはいなかっただろう。
この半旗は彼に敬意をささげるものである。
俗世に戻ると…。 |