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◆PETER HAMMILL 5度目の来日!◆

1986年の初来日から、今年でちょうど17年になる。その初来日のときでさえ、PETER HAMMILL がデビューしてからすでに17年が、VdGG解散からですら8年が経っていたことを考えると、日本でしか彼のライブを見たことがない私たちはまさに「Pretty Slow Starter」(My Favourite)であったと言える。伝説と化した渋谷での二日間。京都でのアカペラのアンコール"Again"。

初来日の後、2年のブランクを経て1988年に2度目の来日。川崎、有楽町、大阪の3公演。ギタリストのJohn Ellisを帯同したこの時はFM東京にも出演している。川崎でのアカペラのアンコール"Chicago"は新しい伝説となった。誰もが、2年に一度くらいならきっとこれからも来日してくれるだろうと思ったのに反して、次にPETERのライブを見ることが出来るまでの間に、実に12年半もかかってしまうとは夢にも思わなかった。

2000年、もう何年もの間、日本で今後PETER HAMMILL を見ることは一生ないだろうと誰もが思っていた。その時、思いもかけずPETER HAMMILL来日のニュースが飛び込んできた。招聘したのはTribute to the Love Generation(通称TLG)という当時ほとんど知られていないライブ・レストランであった。10月のKing Crimson来日公演の初日がここであったことも一部のファンにしかしられておらず、TLGはむしろワールド・ミュージック中心のライブ・レストランとして知名度を上げつつあったところである。そのTLGがPETER HAMMILL を呼ぶ!という知らせは熱心なファンの間に瞬く間に広がっていき、大勢のファンが翌2001年3月に全国からTLGへと集結することとなった。そして、ライブ直前にアナウンスされたPETER HAMMILL との昼食会。アーティストとのフランクなランチ・タイム。前代未聞の企画であった。そしてライブ。二日間にわたり素晴らしい歌を聴かせてくれた。

翌2002年3月。4度目の来日。前年と同様に、TLGで、Stuart Gordon (violin) を帯同してのライブ。ファンとのパーティーもランチからディナーへと時間帯を変え、より接近した距離で行われた。そして、PETER HAMMILL 自身初めての試みとなった「3公演で1曲の繰り返しもない」("Three Shows, No Repeat"ファン・パーティーでの発言)、しかも、二日間で3公演というとてつもないライブを展開して見せてくれたのである。しかし、この時すでにTLGはその春の閉店が決定していた。誰もが再びPETER HAMMILL を見ることが出来るまで、いったい何年かかるのだろうかと嘆いた。

そして今年2003年。1年前を思い起こしつつ3月をすごし、何のニュースもないまま秋を迎え、1988年から2001年までの12年間が頭をよぎった。この一年半というものファンにとっては、いつという当てもなくただひたすら待ち続けるという、まさに目隠しで飛行している(「Flying Blind」 "A Black Box")ような状態であったと言えるだろう。前年に出された新作「CLUTCH」が良かっただけになおさらである。
 しかし、ついに実現! 2004年2月7日(土)、8日(日)。ともに昼、夜の2公演ずつ。計4公演でセットリストは毎回異なるという。いったい何曲聴くことが出来るのだろうか。もうそろそろだと思われる新作も楽しみだが、「CLUTCH」からの楽曲も聴きたい。古い曲もまだライブでは聴いたことのない曲もやって欲しい。さまざまな期待を胸に、あと3ヶ月を待とうではないか。たっぷりとあるアルバムをじっくり復習するにはちょうどいい時間だ。 ( a Hammillist 宮崎)